ルフトハンザ、日本線で機内ネット接続導入、年内にほぼ完了へ

  • 2012年3月28日

 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は3月26日、日本路線での無線LAN接続サービス「FlyNet」の提供を順次開始した。LHでは現在、長距離専用機材の60%にFlyNet設備を搭載しており、南北アメリカ路線と中東路線でサービスを提供中。年内を目処に、エアバスA380型機を除いた全機材にFlyNetの設備を搭載する計画で、A380型機にも2013年には導入する予定だ。

 FlyNetの導入により、機内でパソコンやスマートフォンなど無線LANに対応した機器でインターネットを利用できるようになるほか、添付ファイルを含めたメールの送受信、企業の社内ネットワークへのVPN接続も可能となる。

 また、年内にGSM通信も可能とする予定で、携帯電話やスマートフォンでのSMSやEメールの送受信、データ同期も利用できるようにする。ただし、他の旅客への影響を考慮し、機内でのインターネット経由またはGSM通信での通話は禁止する。

 接続サービスはドイツテレコムから提供され、クレジットカードやMiles&Moreのマイルなどで支払いが可能。料金は1時間ごとのプランでは10.95ユーロまたは3500マイル、24時間使い放題のプランは19.95ユーロまたは7000マイル。24時間プランは、24時間以内であれば乗り継ぎ便でもFlyNetを利用できる。