ニューギニア航空、GSA体制に-旅行促進と増便視野に
ニューギニア航空(PX)は3月25日の夏期スケジュールから、日本地区旅客総販売代理店(GSA)に運営を委託する。3月31日からアルコネットがGSAとして業務を担うこととなり、現在日本支社から引き継ぎを実施中だ。PX代表取締役会長のガース・マクルウェイン氏は、3月22日に開催した記念レセプションで、GSA体制への移行により「経費を低く抑え、株主や取締役会、旅客、一般消費者の期待に添えるようなサービスを提供していく」ことができるとし、「アルコネットとともにビジネスを展開していくことが将来にとって最も良い策」と今後のビジネス展開に意欲を示した。
GSA体制にすることで、まずは現在週1便で運航中の成田/ポートモレスビー線について「一丸となって財務的に持続可能なものにしていきたい」考え。増便については需要と財務状況を考慮し可能かどうか検討していくという。
駐日パプアニューギニア独立国大使のガブリエル・ジョン・クレロ・ドゥサバ氏もGSA体制の移行について、路線の維持と安定したサービス、利益確保ができると期待を示した。国のフラッグキャリアとして利益確保がはかれるよう、大使館としてもサポートをしていく考えだ。
また、マクルウェン氏は、今まではパプアニューギニア以遠を目的地とした旅客がメインだったが、今後は「美しいパプアニューギニアに焦点を当て、国内を目的地に日本人にもっと足を運んでもらえるよう展開していきたい」考えを示した。パプアニューギニアは独自の文化や美しい自然があり、ラフティングやトレッキング、ハイキング、バードウォッチィング、洞窟探検などさまざまなアクティビティができるとし、こうした魅力をアピールしたい考えだ。