香港政観、加納局長退任へ-新局長、引き続きの支援呼びかけ
香港政府観光局(HKTB)日本・韓国地区局長の加納國雄氏は3月31日をもって定年退職する。3月19日に開催したレセプションで、加納氏は旅行業界関係者やメディア、政府観光局スタッフに対し「皆様一人ひとりのおかげで、大変楽しい17年間だった」と感謝の言葉を述べた。
加納氏は1995年に当時の香港観光協会に入局。1997年の香港返還、2001年の9.11テロ、2003年のSARS、2009年の日本香港観光交流年、2011年の東日本大震災など「(日本人訪問者数)238万人の天国を見たり、130万人の地獄を見たり、いろいろとバラエティのあった17年間だった」と振り返った。
後任は南アジア、東南アジア地区局長を務めるデービッド・リョン氏で、4月1日に着任する。リョン氏は「(加納氏は)皆様に対して非常に力強い働きかけをおこない、皆様からもサポートしていただいた」と述べ、「今後日本マーケットがステップアップするよう、引き続きご支援いただきたい」と参加者に呼びかけた。今年は若者層と40代以降の客層の2つを主なターゲットに設定し、プロモーションを展開していく計画だ。
なお、加納氏は2012年4月以降、引き続きコンサルタントを担当するアドバイザーとしてHKTBに1年間在任する。