ANAセールス、聴覚障がい者など向けに「代理電話サービス」
ANAセールスは4月2日、聴覚や言語に障がいがあり電話ができない消費者向けに「代理電話サービス」を開始する。これは、福祉分野で情報通信技術を活用したコミュニケーション障壁の解消を提案しているプラスヴォイスと協力して実施するもの。これまではFAXやメールでコミュニケーションを取っていたが、新サービスの導入によりリアルタイムで旅行の相談を受けられるようになる。
サービスでは、プラスヴォイスのオペレーターがテレビ電話での手話やチャットなどで消費者と会話しながら、その内容をANAセールスのオペレーターに音声電話で伝達。
なお、ANAセールスではこれまで、身体の不自由な消費者向けの窓口「ツアーアシストデスク」の開設や、パンフレットの日程表への歩行時間や路面状況の明記などにより、ユニバーサルツーリズムを推進してきた。今後も、障がいの有無だけでなく、年齢や性別、人種、国籍などに関係なく、すべての消費者が快適にサービスを利用できるよう取り組んでいくという。