メルコスール・ツーリズム・アワード、特別賞は修学旅行
メルコスール観光局は3月15日、2011年度のメルコスール・ツーリズム・アワードの表彰式を開催した。同賞は日本旅行業協会(JATA)と共同で実施しているもので、今年で5回目。今年度は46件の旅行商品の応募があった中から6部門を選考し、旅行会社とランドオペレーター、航空会社を表彰した。
6部門は「ニューデスティネーション賞」「エコツーリズム賞」「クリエイティブ賞」「ユニークツアー賞」「メルコスール・アワード委員会特別賞」「ベスト・セールス賞」。
このうち、ニューデスティネーションでは、日本でまだほとんど知られていないというアルゼンチンの世界遺産、タランパジャ国立公園とイシワラスト自然公園を商品化した、ルックJTB「世界遺産紀行 月の谷とタランパジャ 時が造りあげた奇岩の壮観11日間」を選出。販売目標比で107%という成果とともに、販売店が「まだあまり知られていない世界遺産」として案内しやすいよう、1コースに4ページを割いたことも評価した。
また、ユニークツアー賞では、日本橋トラベラーズクラブの「南米の小国ウルグアイとパラグアイ バス縦断の旅」を選んだ。これは、ウルグアイのタンゴやワイン、パラグアイの伝統工芸ニャンドゥティやボトルダンスといった文化的要素のほか、パラグアイ最初の日系人居住地の訪問などを組み合わせ、さらに両国間の移動をアルゼンチン経由のバスとするユニークさを評価した。
さらに、メルコスール・アワード委員会特別賞では、募集型企画旅行ではないものの、JTB北海道が手がけた立命館慶祥高等学校の修学旅行を選出。ブラジルとパラグアイを訪れたもので、修学旅行のデスティネーションとしてメルコスール4ヶ国も実現可能であると証明した点を評価したという。
このほか、受賞商品の詳細は次ページの通り。