IHG、中国人向けにホテルブランド新設、20年で100軒展開も
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は3月18日、中国人旅行者向けに特化したホテルブランド「HUALUXE Hotels and Resorts」を新設すると発表した。国内旅行、海外旅行ともに中国市場に大きな成長が見込まれるなか、中国に進出してから約30年間の経験をもとに中国人旅行者の望むサービスを提供する高級ホテルを展開し、需要の取り込みをはかる考えだ。ブランド名の「HUA」は中華の「華」から取っている。
IHGでは現在、中国内の60都市に160軒以上のホテルを展開しているが、HUALUXEブランドでは、今後15年から20年の間に100軒以上を展開できる可能性があると見ている。すでに20軒以上で基本合意をしており、最初の開業は2013年後半から2014年前半を予定する。当初は中国内での開業を進め、その後は中国以外にも広げていく方針だ。
なお、同ブランドでは、中国人旅行者が高級ホテルに求める重点項目の実現をめざすことが特徴。重点項目は「伝統(Tradition)」「復活(Rejuvenation)」「ステータス(Status)」「使いやすい空間(Familiar Spaces)」の4点で、例えば伝統はデザインや飲食を含むサービスに反映する。