関空、ツアーコンペを開催、奨励金1000万円で利用促進
関西国際空港はこのほど、「関空利用促進 KIXツアーコンペ」の応募ツアーの募集を開始した。日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)大阪府支部の協力を得て実施するもので、2012年5月1日から2013年3月31日までの期間に催行される、関空を利用する海外と国内の募集型企画旅行が対象。
奨励金は総額1000万円でツアー造成とピーアールの費用の一部として提供し、販売促進を支援する。内訳は金賞、銀賞、銅賞が1商品ずつでそれぞれ300万円、200万円、100万円とし、特別賞は2商品で50万円、入賞は10商品で30万円とした。また、今年は関空旅博2012で、受賞商品を集めて展示、アピールする場も提供する。
応募資格は、JATAまたはANTA会員で、海外旅行の場合は第1種旅行会社、国内旅行の場合は第1種もしくは第2種旅行会社であること。ツアーは、海外旅行では乗継を含めて関空発着の国際線を利用するアウトバウンド商品、国内旅行は関空発着の国内線を利用する関西発、または関西の着地型商品であることが条件。
審査の際には、新デスティネーションの開拓や新たな観光素材の発掘など「開発力」、少ない費用で多くの集客が期待できるなど費用対効果の高い「効率性」、斬新さや工夫などの独自性を盛り込む「企画力」、効果的な募集や魅力的な旅行内容による「集客力」なども考慮する。
特別賞は「Visit World特別賞」と「フレッシュジェネレーション特別賞」で、JATA指定の重点デスティネーションを対象としたツアーと、若年層の需要を喚起するツアーを選定する。
応募にあたっては、応募するツアーの募集広告の版下またはレイアウトを、関空ウェブサイト上の応募フォームとともにデータか郵送で事務局に送るよう求める。応募の締め切りは4月4日で、4月中旬に審査結果を発表する。