KNT、1月の海外団体が35.4%増―企画旅行は振るわず、総取扱額は2.3%減
近畿日本ツーリスト(KNT)の2012年1月の旅行総取扱額(総額)は、前年比2.3%減の208億4624万9000円となった。このうち海外旅行は1.5%減の84億5887万4000円。2011年11月から前年比プラスで推移していたが、2012年に入りマイナスとなった。
ただし、一般団体は韓国への大型団体の取扱で47.0%増の14億8710万3000円と大幅に増加。団体合計でも35.4%増の17億8595万9000円となった。一方、企画旅行が20.7%減の33億944万5000円と不振で、特に自社企画のホリデイが21.1%減の32億8581万3000円と振るわなかった。個人旅行は8.6%増の33億6347万円だった。
国内旅行は5.0%減の115億2556万1000円。大型イベントや復興需要を取り込んだ一般団体が1.3%減の13億7123万4000円と堅調に推移し、学生団体も0.8%減の24億6210万2000円とほぼ前年並みを維持。団体旅行は1.0%減の38億3333万6000円となった。しかし、自社企画のメイトが低迷し、企画旅行は10.0%減の48億3447万円となった。個人旅行は0.9%減の28億5775万5000円となった。
なお、外国人旅行は40.7%増の4億6897万8000円と大幅に増加し、回復傾向が鮮明となったとしている。