HIS、1月の海外旅行売上高は9.4%増、韓国やグアム好調
エイチ・アイ・エス(HIS)の2012年1月の旅行取扱状況で、海外旅行の売上高(※総額)は前年比9.4%増の215億4300万円となった。観光庁が取りまとめる主要旅行会社の総取扱額に占めるシェアは14.9%となり、前年比で1.2ポイント増、前月比で0.5ポイント減となった。
9.4%増の増加率についてHIS経営企画室では「けっして悪い数字ではない」としつつ、業界全体の課題として燃油サーチャージの高騰を指摘し、増加率のすべてが需要増を反映したものではないと説明。方面別の傾向としては韓国やグアムが好調であったという。
ただし、そうした中でも欧州はプラス成長しているといい、円高によって燃油サーチャージの高騰が相殺されて旅行代金は大きく値上がりせず、その上で現地での円高効果が期待できることから結果的に堅調な推移を見せているとの分析だ。
なお、国内旅行の売上高は6.9%減の10億2500万円で、合計は8.6%増の225億6800万円となった。