主要58社、取扱額は全区分でプラス成長-海外は1.4%増、外国人も9.4%増に
観光庁が取りまとめた、主要旅行業者58社の2012年1月の旅行総取扱額は、前年比1.5%増の4026億1928万8000円となり、6ヶ月連続でプラス成長となった。海外旅行は1.4%増の1449億9521万円、国内旅行も1.5%増の2547億6226万3000円となり、ともに6ヶ月連続のプラス成長を継続。外国人旅行も福島原発事故の影響はあるものの、全体的に回復基調にあり、9.4%増の28億6181万5000円と2ヶ月連続で増加した。
海外旅行は円高傾向が後押しし、韓国や欧州、北米を中心に堅調だという。海外募集型企画旅行では取扱額が2.6%増の485億812万9000円となり、取扱人数も3.6%増の33万2795人と増加した。
会社別に見ると、海外旅行取扱額が最も高かったのはジェイティービー(14社計)で、2.8%増の290億426万9000円。次いでエイチ・アイ・エス(HIS)で9.4%増の215億4391万円、JTBワールドバケーションの151億3442万5000円と続いた。
一方、伸び率ではジェイティービー本社が83.3%増の1億7227万6000円、次いでi.JTBが38.0%増の12億2862万1000円と続き、3位は東日観光で29.2%増の5億5422万1000円となった。取扱額、伸び率ともに、上位3社中2社がJTB系列となった。このほか、トラベルプラザインターナショナルが21.8%増、ジャルパックが14.7%増、京王観光が14.6%増、JTB法人東京が12.6%増となっている。各社の詳細は下記リンク先の一覧表の通り。
▽主要旅行会社取扱概況
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