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マレーシア航空、A380の仕様公開、3クラス494席

  • 2012年3月12日

 マレーシア航空(MH)はこのほど、7月1日の運用開始を予定するエアバスA380型機の仕様を公開した。座席数は494席で、ファースト、ビジネス、エコノミーの3クラス構成。1階にファースト8席とエコノミー350席、2階にビジネス66席とエコノミー70席を配置する。

 ファーストクラスのシートは87インチのフルフラットベッドで、シートピッチは85インチ。一方、ビジネスクラスは74インチのフルフラットベッドにシートピッチが74インチ。エコノミーは18インチのシートで6インチまでリクライニング可能。シートピッチは32インチ。

 それぞれの座席には、ファーストクラスから順に23インチ、17インチ、10.6インチの個人用モニターを装備。また、ノートパソコン用の電源も用意しており、ファーストクラスとビジネスクラスは全席、エコノミークラスは2席で1つを利用可能にする。また、全座席にUSBポートと衛星電話を配備する。

 なお、機内では18名の客室乗務員がサービスにあたる。このほか、MHとしては初めて、ファーストクラスで提供している事前オーダー型の機内食「Chef-on-Call」サービスをビジネスクラスにも拡大するという。

 MHのA380型機は、7月1日からクアラルンプール/ロンドン線に週3便で投入した後、2機目を迎えた8月下旬から同路線をデイリー化。3機目はクアラルンプール/シドニー線に投入する計画という。