チャーター本数、3Q累計は22%減-外航、タイや中国など増加
日本旅行業協会(JATA)によると、2011年度第3四半期累計(2011年4月~12月)の旅客チャーター便運航実績で、外国航空会社、日系航空会社を合わせた運航便数合計は片道ベースで前年比22.4%減の4477本となった。これは国土交通省航空局許認可ベースで、オウンユースチャーターやアフィニティーチャーターも含まれる。外航は21.7%減の4169本、日系は30.2%減の308本だった。
JATAによると、3月の東日本大震災の影響で、第1、第2四半期のチャーター本数は減少したが、夏ごろから徐々に回復傾向がみられた。第3四半期では日系は11.3%減の110本にとどまったが、外航が18.8%増の1569本と牽引し、合計で16.2%増の1679本となった。日系は震災に加え、機材繰りの関係からチャーター利用分の確保が難しかったのではとの考えだ。