外務省、海外向けCM作成、震災の風評被害解消めざし
外務省はこのほど、東日本大震災による風評被害を解消し、日本のイメージの回復と向上につなげることを目的として、日本と東北の魅力を海外に向けて発信するテレビCMを作成した。CMは、「日本編(JAPAN Power of harmony)」「東北編(Colorful emotions TOHOKU)」「福島編(We believe in FUKUSHIMA)」「メッセージ編(Message from Japan "ARIGATOU"(Thank you))」の合計4種類。
例えば日本編では、日本の漆塗りの技術やiPS細胞の研究開発、宇宙開発、新幹線など日本の技術力を折り紙の手法を用いながらピーアール。また、東北編では外国人の家族が東北を家族で旅行した時の高揚感をテーマに、ねぶたや赤べこづくり、雪遊び、温泉など東北各地の観光の魅力を伝える。東北編と福島編は、福島県や仙台市など関係自治体や東北観光推進機構など関係機関の協力のもとで作成した。
CMは、現在CNNなどを通じて全世界で放映。4月以降は総務省と連携してNHKワールドのJIB-TV放送枠で放映する予定だ。このほか、在外公館や観光庁、福島県、仙台市、東北観光推進機構など関係省庁や自治体、機関が海外で実施するレセプションやイベント、国内で開催される国際会議などでも活用される予定という。
なお、CMはYouTube上の外務省動画チャンネルで閲覧可能だ。
▽YouTube 外務省動画チャンネル
http://www.youtube.com/playlist?list=PL485006D5D9738951