アジア太平洋、今後20年の機材需要9370機-エアバス予測
エアバスはこのほど、アジア太平洋地域の航空会社が今後20年間に受領する航空機の数が約9370機にのぼるとの見通しを発表した。金額にすると1兆3000億米ドル(約105兆6700億円)の規模で、期間中に全世界で運用が開始される座席数100席以上の新機材のうち34%を占めるという。
エアバスの予測によると、アジア太平洋地域の航空会社が運ぶ旅客数は平均で5.9%ずつ増加。全世界の平均は4.8%であるという。また、人口増加率も踏まえると、ワイドボディ機への需要も全世界の水準を上回る見込みがあるといい、約3650機はワイドボディ機となる見通し。このうち約730機はA380型機など大型機であるという。
一方、単通路機材もLCCの需要増などにより5720機が運航を開始する見通しで、特に中国とインドでの需要が大きいとの予測だ。