ドイツ、日本人宿泊数9.3%増、07年並みに回復-訪独全体は6%増
ドイツ観光局によると、2011年の日本人旅客による延べ宿泊数は、前年比9.3%増の118万5279泊となった。日本人旅客の宿泊数はこの数年停滞していたが、2010年以降に持ち直しはじめ、2011年は2007年並みの水準まで回復したという。12月単月では7.1%増の9万8349泊だが、これはクリスマスマーケットブームが最高潮だった2005年に次ぐ数字。ドイツ観光局ではクリスマスマーケット需要の堅調さと日独交流150周年を通じたピーアール効果の表れとみている。
外国人旅客全体の宿泊数は6%増の6380万泊で、2010年の過去最高記録を更新。このうち、ヨーロッパ人旅客の宿泊総数は約6%増加し、このほか中国、インド、ブラジルなどBRICS諸国が2ケタ成長となった。ドイツ観光局では今年、イヤーテーマにビジネストラベルを掲げ、「グリーン・ミーティング」をテーマに持続的な成長とこの分野における世界的な水準をアピールしていく方針。2020年までに外国人旅客の宿泊総数を8000万泊以上とすることを目標としている。