JTB西日本、「地恵のたび天川村」発売-地域交流型旅行商品で
JTB西日本は2月28日、地域交流型旅行商品「地恵のたび」プロジェクトの第16弾として、AユニットJTB「地恵のたび天川村」を発売した。「地恵のたび」プロジェクトとは、各地の自然や歴史、文化、特産物などの「恵み」を活かし、「まちおこし」に取りくむ地域の魅力を旅行商品化するもの。「地恵のたび」をきっかけに地域と連携し、地域型旅行商品の開発に加え、魅力あるまちづくり事業など、観光を基軸に交流促進をはかる地域活性化事業に取り組んでいる。今回は奈良県の天川村に焦点をあてて展開する。
天川村は標高2000メートルに近い峰々が連なる大峯山脈に囲まれており、面積の4分の1が吉野熊野国立公園に指定されている。また、1300年前に役行者による開山以来、山岳修験道の根本道場として栄え、古くから修験道の聖地とされてきた。霊場「吉野・大峯」と「大峯奥駈道」は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されている。今回の「地恵のたび天川村」では、洞川温泉旅館組合の協力で「プチ行者体験コース」を商品化した。
コースでは天河大弁財天社の参拝や、役行者草創の龍泉寺での写経、護摩供などのプログラムを用意。修行経験がない参加者も参加しやすい内容だという。