中部、北京の旅行会社ら招請-中部の南北観光ルート「昇龍道」アピール

  • 2012年2月29日

 中部国際空港と中部国際空港利用促進協議会は航空会社と連携して、北京の旅行会社を招請し、中部の観光資源を紹介する視察旅行と意見交換会を実施する。これは、国土交通省の中部運輸局と北陸信越運輸局の主導で展開している、東海から北陸を結ぶ南北の観光ルート「昇龍道」をアピールするプロジェクトの一環として実施するもの。中部国際空港によると、東日本大震災後中国人訪日旅行者は大きく減少したが、2011年11月には前年並みの水準まで回復。今回北京の旅行会社を招聘し昇龍道の魅力を訴求することで、春季以降の新たな訪日旅行商品の造成や、訪日旅行者の拡大をはかる考えだ。

 昇龍道とは、能登半島を龍の頭に見立て、石川、富山、福井、岐阜、長野、滋賀、愛知、三重、静岡県の中部九県を通る南北のルートのこと。今回の招請事業では岐阜県を中心に愛知県、長野県、三重県を視察する。北京の旅行会社10名と、協力するエティハド航空(EY)1名の計11名を招請し、3月5日から3月9日の4泊5日で知多や郡上、白川郷、高山、奥飛騨温泉郷、松本、駒ヶ根、南木曽、名古屋、長島などを視察する予定だ。