西オーストラリア、シンガポール航空とセミナー開催-サプライヤーも参加
西オーストラリア州政府観光局(TWA)とシンガポール航空(SQ)は2月17日に東京でセミナーを開催した。今回は、現地からサプライヤー6社が参加し、現地の最新情報などを紹介したほか、SQがオーストラリア路線の利便性などについて説明した。オーストラリア政府観光局(TA)日本局長の堀和典氏は、「現地サプライヤーが直接参加するというのは大きなコミットメントをいただいたということ。西オーストラリアはオーストラリアで最も大きく世界遺産もあるのでしっかりと学んでほしい」と挨拶した。
TWA日本局長の吉澤英樹氏は、西オーストラリア州の概要や日本との関係性などについて紹介。もともと資源が豊富な西オーストラリアだが、近年では鉄鉱石や液化天然ガス、レアメタルなどの企業のテクニカルビジット、研修旅行なども発生しているという。さらに、麦やはちみつ、ワインなども日本人にとって馴染み深く、今後文化的な側面としてコンテンポラリーアートへの注目も高まるとみている。このほか、7月から11月まで楽しめるワイルドフラワーやパースから2時間圏内で楽しめる観光スポットなどを地図を見ながら紹介した。
SQはオーストラリア路線の乗り継ぎ利便について説明。成田発着のSQ637便もしくは638便であれば、最短13時間45分で時差なくパースへ訪れることが可能だ。また、シンガポールを拠点にオーストラリア6都市、週102便を運航しており、3月26日には子会社のシルクエアー(MI)がダーウィンに就航するという。このほか、ヴァージン・オーストラリア(DJ)とコードシェア提携したことでオーストラリア国内21路線にネットワークが広がっている。TWA日本局長の吉澤氏は、こうしたSQのネットワークの拡充により、「パースとオーストラリアの東側との周遊コースなども提案できるようになる」と話した。
なお、現地からはエクスペリエンス・パースやエスプラネードホテルズ・グループ、ロットネスト・エクスプレス、カバシャム・ワイルドライフ・パーク、オーストラリアズ・コーラルコースト、ピナクルズツアーの6社が来日し、プレゼンテーションをおこなった。