エティハド航空（EY）の2011年の旅客数は前年比17.0％増の830万人となった。2011年はバンガロール、モルディブ、成都など5路線を開設し、有効座席キロ（ASK）は13.0％増に増加。対して、有償旅客キロ（RPK）は15.8％増とASKの伸び率を上回り、搭乗率は1.8ポイント増の75.8％と上昇した。旅客収入は23.9％増の29億6000万米ドルと大きく増加した。

　2012年は7機の航空機増加を予定しており、アジアやアフリカへの路線を拡大するほか、今後も新路線の開設を予定。また、先日発表したエアベルリン（AB）との提携により、就航地が157都市に増加し、3500万人の新需要の獲得も見込む。また今年に入り、エアセイシェル（HM）への株式投資も発表した。EYは今後も1000万人の目標搭乗客数に向け、さらなる成長をはかっていくとしている。