ペルー、降雨の影響に伴う「マチュピチュ遺跡」へのアクセスについて-続報
降雨の影響に伴う「マチュピチュ遺跡」へのアクセスについて続報をお知らせいたします。
クスコの聖なる谷ウルバンバを流れるビルカノタ川・ウルバンバ川の水位が640立方メートル/秒まで上昇したことを受け、現地時間2012年2月17日(金)~18日(土)の2日間、マチュピチュ遺跡への路線への立ち入りが禁止されました。
これにより通常の列車は運行を休止しておりましたが、2月19日(日)に水位が500立方メートル/秒を下回ったことで早朝から通行が可能となり、現在は列車の運行を再開しております。
(2/17~18は、マチュピチュに滞在する旅行者がクスコに戻るための臨時列車のみ運行)
アンデス鉄道管理会社(FTSA)によりますと、近日の雨の影響により、線路のすぐ横を流れるビルカノタ川の水位が通常の550立方メートル/秒を超えたことから、安全確保のため線路を通行止めといたしました。
その後、2月19日(日)未明に実施したFTSAの調査の結果、水位が下がったこと、また線路に支障がないことを確認出来たことから、運転の再開に至っています。
尚、その他の地域においても、大雨による被害が生じております。
特に被害の大きい地域は、以下の地域です。
(1)ペルー北部、アンデスにあるアンカシュ州のワラス、カルワス、サンタなど
(2)リマ州にある山間部の農村ヤウヨス、カハタンボ、ワウラなど
(3)ジャングル地帯にあるマドレ・デ・ディオス州のイニャパリなど
これらの3地域の支援を目的とした60日間の非常事態宣言がも発令されております。
一方、ペルーの代表的観光地であるリマ、ナスカ地上絵、マチュピチュ村、ウルバンバ、チチカカ湖などでの被害は報告されておらず、現在は通常通り観光が行われております。
同地域へのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
※ペルーの天気は、下記サイトにてご確認いただけます。
SENAMHI(ペルー気象庁)http://www.senamhi.gob.pe/(スペイン語)
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会