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デルタ航空、B747-400型機の内装刷新-ビジネス、エコノミーのシート変更

  • 2012年2月20日

 デルタ航空(DL)は、主に成田発着の太平洋路線やアジア路線で使用されているボーイングB747-400型機の内装刷新を進めている。ビジネスクラスにはフルフラットベッドシートを導入するほか、エコノミークラスにはスペースを拡張した新しいスリムラインシートを導入。改装後はビジネスクラスが48席、エコノミーコンフォートが42席、エコノミークラスが286席の計376席となる。このほど1機目の改装を完了し、1月26日に成田/デトロイト線で使用した。2012年10月末までには、すべてのB747-400型機に新シートを搭載する。

 DLのフルフラットベッドシートは全席が通路に面しており、隣席を気にせずに通路の出入りが可能だ。長さ約2メートル、座席幅は約52センチで従来よりも20%増とした。また、エコノミークラスのスリムラインシートは、膝周りスペースを最大約5センチ拡大。可動式のヘッドレストのほか、USBポートと9インチのパーソナルスクリーンを設置し、ビジネスエリートと同じラインナップのコンテンツを無料で利用できるようにしている。

 DLでは現在、国際線の長距離線用ワイドボディ機材140機以上に対し、全席通路側のフルフラットベッドシートの導入を進めている。すでに3分の1以上の導入を終えた。2014年までに全対象機材に新型シートを設置する予定だ。