英国政観、約30億円の大規模イメージキャンペーン、9000万人に訴求
英国政府観光庁は2500万ポンド(約30億円)を投じ、英国政観として史上最大級となる「GREAT」広告キャンペーンを世界9ヶ国14都市で実施する。女王の即位60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)やロンドン五輪など、世界中からの注目が高まる今年、特別な国としてのイギリスのイメージ確立と、市場最大の観光客の呼び込みをはかる。
すでに英国政観では1億ポンドを投じて、今後4年間で460万人の旅行者数増加と23億ポンドの経済効果創出を目的としたキャンペーンを実施している。今回のキャンペーンはそれに追加するもので、来年3月まで実施。都会に生活する高収入で旅行好きな人をターゲット消費者としており、オーストラリア(メルボルン、シドニー)、ブラジル(リオデジャネイロ、サンパウロ)、カナダ(トロント)、中国(上海、北京)、フランス(パリ)、ドイツ(ベルリン)、インド(ムンバイ、デリー)、日本(東京)、アメリカ(ロサンゼルス、ニューヨーク)の14都市で生活する延べ9000万人近くに訴求できると試算する。
GREAT広告キャンペーンでは、交通広告や新聞広告、映画館でのCM放映など、各市場にあわせた広告や宣伝を展開する予定。また、Yahoo!とも世界規模で提携し、対象市場である9ヶ国のYahoo!ユーザー約4億人と接触することが可能だという。