キャセイパシフィック航空（CX）は新たに投入するプレミアムエコノミー・クラスの予約受付を開始した。4月1日以降のフライトが対象だ。

　プレミアムエコノミー・クラスは機種に応じて26席から34席設置し、シートピッチはエコノミークラスを6インチ上回る38インチ。座席幅やリクライニング角度も拡大した。座席には食事テーブルとカクテル用のテーブル、電源コンセント、携帯端末器用のマルチポートコネクターなどを装備。また、大型サイズの枕とノイズ・キャンセリングヘッドフォン、果物や栄養補給バー、デザートなどのスナック類、ウェルカムドリンクなどを用意している。また、専用カウンターを設置し、優先チェックインを実施する。

　プレミアムエコノミー・クラスは、香港／シドニー線、トロント線、バンクーバー線、ニューヨーク線に順次導入し、香港／ロンドン線でも5月以降、一部フライトで導入する。CXは2012年末までに23機のボーイングB777-300ER型機、17機のエアバスA330-300型機、8機のボーイングB747-400型機、計48機にプレミアムエコノミー・クラスを設置する予定だ。