米系航空会社、11年の国際線需要1%増、太平洋線も震災影響払拭
太平洋線について、日本航空(JL)と全日空(NH)、エア・カナダ(AC)の3社の数値も加えると、旅客需要は1%減、座席供給量は3%増、ロードファクターは3.3ポイント減の80.7%となった。ACを除く各社は3月から4月にかけて需要の減退とロードファクターの悪化が見られるが、3月11日に発生した東日本大震災の影響と見られる。ただし、いずれも5月以降は程度の差はあるものの、“V字回復”している。
ACについては、座席供給量を7.2%増と拡大したのに対して需要が6%増となり、ロードファクターは1.3ポイント減ながら86.7%と高い数値を記録。特に、5月から8月にかけては90%を超えるなど好調な実績を残した。
※旅客需要と座席供給量の前年比増減率は四捨五入している