JTB西日本、地域交流型旅行商品「地恵のたび豊郷」を発売
JTB西日本は、地域交流型旅行商品「地恵のたび」プロジェクト第14弾として、AユニットJTB「地恵のたび豊郷」を発売した。同プロジェクトは、各地の自然や歴史、文化、特産物などの「恵み」を活かし、まちおこしに取りくむ地域固有の魅力を旅行商品化するもの。まちおこしに成功した地域を実際に訪問することで、成功事例から地域活性化のヒントをさぐり、各地のまちおこしにつなげてもらう考えだ。
滋賀県の豊郷町は、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の「豊郷町小学校旧校舎群」を活用し、アニメで町おこしに取り組んでいる。アニメ「けいおん!」のなかに同旧校舎と思われる校舎や教室が登場したことで、豊郷町に多くのアニメファンたちが聖地として訪問するようになったという。これにともない、同町では唱歌室など旧校舎の一部を開放したほか、「『けいおん!』でまちおこし実行委員会」を発足し、旧校舎内の図書館にファンの交流の場などを設け、音楽ライブなど関連イベントも実施。訪問したファンが近隣MAPやガイドブックを作成するなどの動きもでてきているという。
同商品では、町おこしの現場である豊郷町小学校旧校舎群を見学するほか、伊藤忠兵衛記念館を訪問し、校舎寄贈者である近江商人の精神を学ぶ。