KNT、11年の海外旅行は6.7%減-12月単月は11.1%増
近畿日本ツーリスト(KNT)の2011年の旅行総取扱額は、前年比10.4%減の3567億1509万5000円となった。このうち、海外旅行取扱額は6.7%減の1354億968万6000円となり、全セグメントで前年を下回った。団体旅行は、一般団体が22%減の219億4044万円、学生団体が4.1%減の97億1117万3000円、合計で17.3%減の316億5161万3000円となった。企画旅行はホリデイが2.7%減の547億6822万3000円となり、個人旅行は2.9%減の489億3801万6000円だった。
国内旅行は、一般団体以外はすべて前年割れで、11.7%減の2102億9102万6000円となった。団体旅行は一般団体が5.8%増の364億4833万8000円と前年を上回ったが、学生団体は6.2%減の490億2530万9000円と減少し、合計は1.4%減の854億7364万7000円と減少した。メイトは16.5%減の839億9732万5000円、個人旅行は19.5%減の407億9433万9000円となった。外国人旅行は38.3%減の55億366万8000円だった。
なお、12月単月は総取扱額が1.2%増の324億2940万4000円で、海外旅行取扱額は11.1%増の124億9383万9000円と前年を2ケタ上回った。一般団体以外はすべて前年を上回っており、なかでもホリデイは34.5%増の45億9202万7000円と好調に推移した。国内旅行は一般団体が復興需要の取り込みや大型イベントで好調に推移したが、学生団体や個人旅行が伸び悩み、取扱額は4.3%減の178億3488万6000円となった。外国人旅行は震災後初めて前年を上回り、11.1%増の10億6273万3000円となった。