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JLとBAが下期から共同事業開始めざす、国交省にATI申請

  • 2012年2月9日

 日本航空(JL)は2月8日、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)との共同事業に関する独占禁止法適用除外(ATI)を国土交通省に申請した。これは日本/欧州線を対象としたもので、ATIが認められればJLとBAは路線や運賃を共同で調整するなどし、サービスの価値向上をはかる考え。2012年度下期からの開始をめざす。

 共同事業は、すでに太平洋線でJLとアメリカン航空(AA)、全日空(NH)とユナイテッド航空(UA)/コンチネンタル航空(CO)、欧州線でNHとルフトハンザ・ドイツ航空(LH)が実施しているところ。BAとイベリア航空(IB)の持株会社であるインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)では、共同事業により新路線就航の可能性も生まれると説明。IAG側でも現在、欧州連合(EU)と接触しているところという。

 なお、JLは欧州線で従来からエールフランス航空(AF)とコードシェアなどの面で提携しているが、BAとの共同事業開始後のAFとの関係についてJL広報部では「現時点で決まっていることはない」と説明。ワンワールドに加盟するフィンエアー(AY)の参画についても同様とした。