マリオット・リゾーツ・ハワイ、日本人シェア拡大へ-体験プログラム強化
マリオット・リゾーツ・ハワイは日本市場のシェア拡大をはかり、体験型プログラムの開発や日本人向けサービスの充実をはかる。このほどセールスコールで来日した統括営業・マーケティング本部長のパティ・ハーマン氏は2月9日、本誌インタビューに答え「ワイキキの現在の日本人シェアは22%だが、これを30%から35%へと拡大していきたい」と意欲を示した。同社のプロパティは個人旅行者がまだ少ないことから、ホールセラーとの関係性を深めて日本市場への取り組みを強化していきたい考えだ。
体験型プログラムでは、具体例としてワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパで提供している、シェフとともに地元の食材を購入するツアーを紹介。参加者は地元の農場やフィッシュマーケットをシェフと訪れ、夕食の材料を購入し、自分の好きな食材をシェフに料理してもらうことができる。事前予約制で1日6名から8名のグループで対応。今後は他のホテルでも導入していく予定だ。ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパのジェネラルマネージャー、マイケル・二スキー氏も、各島ごとの良さを生かしながら「自然をテーマにしたものなど、日本人向けのプログラムを作っていきたい」と意欲を示した。
一方、日本人向けサービスでは、ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパのスイート全室に、日本人からのリクエストが多いウォシュレットの導入を計画。夏までには完了する予定だ。