「今年が勝負」 鹿児島県が大阪で新年互礼会

 鹿児島県大阪観光連絡協議会(伊喜功会長=同県大阪事務所長)は1月13日、大阪市北区の大阪第一ホテルで新年互礼会を開いた。旅行会社やメディア、県観光関係者らが参加し、昨年の九州新幹線全通効果をさらに大きなものにしようと気勢を上げた。

 互礼会では、「今年が勝負」という声があちらこちらで飛んだ。

 伊喜会長はあいさつで「九州新幹線全通は指宿をはじめ県に経済発展をもたらしてくれました。これまでの取り組みの成果の表れだと思います」とした上で、「大事なのは2年目以降。地元のおもてなし、受入体制を一層強化したい」と力強く語った。

 九州新幹線全通で大きな効果があった指宿市。「終点の鹿児島中央駅まで行って、泊まりは指宿へ」という利用客が多かっただけに入込増は大きなものだった。指宿市観光協会の原幸一さんは「予想以上の入込で驚いたというのが率直な感想。ただ、受入体制が十分でなかったと感じられる部分もありました。今年はさらにおもてなし面を整備していきます」と一層の飛躍を期す。

 県大阪事務所も今年が本当の勝負と、新春プレゼント企画を1月31日まで展開した。フェリーさんふらわあペア往復チケットやホテルペア宿泊券、特産品などが抽選で当たるというもので、同事務所の田嶋克史さんは「鹿児島にスポットが当たった今回のチャンスを絶対に生かそうという気持ちの表れです」。


情報提供:トラベルニュース社