楽天トラベルはこのほど、福利厚生サービスを提供するイーウェルと業務提携した。これにより3月21日以降、イーウェルが運営する福利厚生サービス「WELBOX」で、楽天トラベルに登録している宿泊施設が提供する宿泊プランを、WELBOX会員約222万人に提供することが可能となる。

　WELBOXとはイーウェルが契約する企業の従業員向けに提供する福利厚生サービス。3月21日からは、WELLBOXを通じて宿泊予約する際に、楽天トラベルに登録する国内約2万4000施設が提供する宿泊プランを、補助金やカフェテリアポイント利用分を差し引いた価格で予約できる。また、利用者には宿泊料金に応じて、1％分の楽天スーパーポイントとWELBOX内で利用可能なWELコインが両方付与される。補助金やカフェテリアポイントとはイーウェルが契約する各企業が負担するもので、差し引き分の料金は後日、楽天トラベル経由で各宿泊施設に支払われるという。

　今回の業務提携により、イーウェルはWELBOXを通じて豊富な宿泊プランの提供が可能となり、宿泊予約サービスの利便性向上をはかることができる。また、楽天トラベルは新たな顧客層に対してサービス提供できるようになり、新たなレジャー需要取り込みにつながるとみている。