旅行産業経営塾、新3期生募集へ-新時代担う人材育成を

  • 2012年1月30日

 旅行産業経営塾は2月1日、新3期生の募集を開始する。同塾は、旅行産業を担う次世代の人材を育成し、旅行産業と社会への貢献をめざすもの。新3期生は、今年5月から来年3月にかけて全14日間の授業を受講する。また、今年も地方へ出向いて開催する「出前塾」を計画している。

 同塾塾頭で風の旅行社代表取締役の原優二氏は、「経営塾で学んだことを現場でどれだけいかせるか」が重要であり、「現場で課題や問題にぶつかったときに自分なりに考え、解決策を見つけられるようにしてもらいたい」と話す。そのため授業では、セミナーだけでなくグループ討論を実施。ここでは塾生同士で新たな意見や発想に刺激を受けたり、自分の意見や考えに自信を持つことができ、また、忌憚ない意見を言い合い活発に議論することで深いネットワークも構築できるという。

 同塾塾長でガク・アソシエイツ代表の山田學氏は、「損得抜きで支え合えるネットワークができる」と述べ、会社の顔ではなく個人の意気込みを持って臨んでもらいたい考えだ。また、「議論して学ぶだけでなく、業界に対し提言してほしい」(山田氏)とも話した。

 今年は3年間限定で再開してから3年目となるが、同塾塾頭で風の旅行社代表取締役の原優二氏によると、この2年間は「(塾生たちは)幅広く自由に発言しており、非常に活発で勢いがある人が集まっている」といい、特に再開後の特徴として中小の旅行会社経営者や、現場に近い役職のスタッフが多く参加しているという。原氏は4年目以降の可能性について未定としつつ、個人的な意見と前置きして「新1期生から3期生までが協力し、新しい経営塾を続けてもらえれば嬉しい」と期待を語った。


▽旅行産業経営塾
http://www.bsti.jp