ニューヨーク、11年は過去最高、5050万人が訪問-12月の見込み上回る

  • 2012年1月30日

 ニューヨーク市観光局(NYCC)によると、2011年にニューヨークを訪れた観光客数は、前年比3.5%増の5050万人となり、過去最高となった。2012年までに年間5000万人を誘致するという目標値を、1年繰り上げて実現したことになる。

 2011年12月には5020万人を見込んでいたが、それよりも30万人も上回った。内訳は、国内観光客数が3.2%増の4020万人、海外からの観光客数が6.0%増1030万人(前年比は弊誌からの計算による)。NYCCでは、年度末のニューヨークが例年よりも比較的暖冬だったことで、直前の訪問を決定した人が増えたと予想する。

 観光客による消費額は、1.5%増の320億米ドル。ホテル稼働率は85%で、延べ宿泊数は5%増の2715万泊となり、過去最高となった。また、観光・サービス行の平均雇用者数も32万人で過去最多となった。