ドイツ・カッセル、「グリム博物館」リニューアルオープン~グリム童話出版200周年~
ヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟の足跡とメルヘンゆかりの地を巡る「ドイツ・メルヘン街道」は、フランクフルトに近い生誕地のハーナウから北海のブレーメンまで600kmに及びます。その中心となる見どころは、兄弟が30年以上過ごしたカッセルです。ここで今から200年前の1812年に、グリム童話集「子供と家庭のメルヘン」の初版が出版されました。
「グリム博物館」はこれを機に昨年より改装に着手し、2012年1月22日にリニューアルオープンしました。
常設展示室を10部屋に増やし、兄弟の生涯、作品、影響について展示しています。画家の弟ルートヴィッヒ・エミールに関する展示も加わりました。目玉はユネスコ世界記憶遺産に登録された手書きのグリムメルヘンの原稿です。2012年5月06日まで特別展「グリム童話の誕生とその影響」が開催されています。
※グリム博物館
開館時間:火~日曜 10:00~17:00、水曜 10:00~20:00
入場料:3ユーロ
ヘンゼルとグレーテル、白雪姫、ブレーメンの音楽隊など、みなさまはいくつグリム童話をご存知ですか?初版本には156編収められていますが、現在では約250話を読むことができます。
グリム童話の記念年となる2012年に、カッセルを訪れるもうひとつの強い理由があります。
カッセルでは5年に一度開かれる世界でもっとも重要な現代美術展の「ドクメンタ」が6月09日~9月16日に開催されます。世界中の美術愛好家はもとより、一般の旅行者も現代美術を楽しんでいます。
※アクセス:フランクフルト~カッセル---鉄道で1時間30分
※詳細はこちら
カッセルの観光
http://www.germany.travel/jp/towns-cities-culture/towns-cities/kassel.html(日本語)
ドイツメルヘン街道
http://deutsche-maerchenstrasse.com/ja/(日本語)
情報提供:ドイツ観光局、日本海外ツアーオペレーター協会