ジャルパック、国内は6%増の200万人目標-東京の需要拡大めざす
ジャルパックは1月20日、12年度上期の国内商品を発表した。1月24日から順次販売を開始し、12年度は取扱人数で前年見込み比6%増の200万8000人をめざす。代表取締役社長の大西誠氏は、11年に国内、海外旅行商品のブランドを統合したことで国内でも「マーケットでの浸透度の高いJALパックブランドが功を奏した」と評価。また、統合によりハワイで実施している景色の良い部屋確約プランを国内商品で取り入れるなど、相乗効果も生まれているという。
国内商品では、早期申込で旅行代金を割り引く「早決」を設定。たとえば「北海道旅スケッチ」で、90日前の申し込みで7月、8月宿泊の場合1泊3000円引き、60日前は2000円引き、30日前は一部を除き1000円引きとした。また、ツアーの申込者には日本航空(JL)が実施している羽田空港機体工場見学に無料で参加可能とした。さらに、帰りの空港で荷物を預かり、旅行者の自宅まで届ける「JALパック宅配プラン」も期首商品全コースに付与した。
方面別では、東京方面の需要拡大をはかる考え。オフィシャルエアラインを務める東京スカイツリーでは専用商品を設定した。また、「東京ストーリー+横浜」では、東京スカイツリーの第1展望台日付指定入場券引換券のオプショナルプランを新設し、80以上のメニューから選択可能な「JALスタイルクーポン」を付けた。また、東京ディズニーリゾート商品では、オフィシャルスポンサーの強みを活かし、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで東京ディズニーシーの夜のショー「ファンタズミック」が鑑賞できる部屋の宿泊プランを設定。さらにハネムーナーには数量限定で4000円分レストラン&ラウンジ券付きプランも設定した。
また、北海道で「トマム」「ルスツ」「キロロ」に泊るコースを新設定した。東北方面では「旅スケッチ東北」で東北らしい食事食材の仕入れ強化をし、「夕食UPプラン」や「宿自慢の味」のラインナップを大幅に増強。また、白神山地や平泉の世界遺産訪問をコース組み込み型からオプショナルツアー化するほか、オプショナルプランのラインナップを拡充した。関西・南紀・山陰・山陽・四国では大河ドラマ「平清盛」にちなみ、宮島や音戸など清盛ゆかりの地を訪問する旅を新設。その他、沖縄ではオリジナルバス全4ルートを乗り放題で利用可能としたほか、特別企画商品「家族の想い出」で、ホテル日航アリビラでの眺望指定宿泊商品を新設した。
※訂正案内(2012年1月25日 13時25分)
・訂正箇所:3段落目第3文
誤:東京スカイツリーの第1展望台日時指定入場券引換券・・・
↓
正:東京スカイツリーの第1展望台日付指定入場券引換券・・・