11年の出国者数1699万人、入国者数は714万人-法務省速報値
法務省入国管理局が発表した2011年の日本人出国者数(速報値)は、前年比2.1%増の1699万3987人となった。これは過去5番目に多い数値で、リーマンショックのあった2008年以降では最多となる。法務省では、2011年は東日本大震災後に減少傾向となったものの、7月以降は過去最高水準の円高傾向もあり、海外旅行需要が盛り返したことなどが影響したと分析している。
一方、外国人入国者数は24.4%減の713万5449人。このうち、中長期在留の外国人の再入国を除いた新規入国者数は31.2%減の544万8050人で、2004年(550万人)並みとなった。外国人入国者数と新規入国者数の減少幅は過去最大。法務省では、東日本大震災と過去最高水準の円高を要因としてあげている。
▽外国人入国者数・日本人出国者数の推移