日本旅行、12年度上期は10%増の16.5万人取扱へ-欧州充実、アジア強化

  • 2012年1月18日

 日本旅行は2011年12月16日から2月にかけて、海外パッケージ商品「マッハ」「ベストツアー」の販売を順次開始している。2011年から開始した「もっと好きになる。ヨーロッパ」キャンペーンを継続し商品を増強するほか、アジアでは中国の特別企画コースや週末トラベラーの新企画を展開。また、記念日旅行や価格訴求型商品もそろえ、2012年度上期は前年比10%増の16万5000人の取り扱いをめざす。

 ヨーロッパ商品では、“ニッポン発地球号の旅”をコンセプトとした「満足計画」で、早期割引やお一人様応援、ペアシート、ゆとりの旅などを強化する。大好きシリーズでは、全コース60日前までの予約で1人あたり1万円を割り引く。また、最大参加人数は24名または28名に限定したほか、ゆとり度や歩き度などをパンフレットに表示しわかりやすくした。「大好き」シリーズとともに「感動の宝石箱ヨーロッパ」でも全コースペアシートを確約。ベストBUYヨーロッパでは、全コース追加代金でペアシートプランを用意した。また、トルコはコンフォートクラスを利用したコースを強化し、別冊専用パンフレットも作成する。

 アジアは中国と東アジアを中心に増強。日中国交正常化40周年を迎える中国は、少数民族を訪ねる旅や歴史に触れる旅といった特別企画を設定。専用車で巡るプランも用意した。韓国、台湾、香港の商品では、熟年、シニア向けのコースを増強。専用車や専用ガイドが案内するコースを増強したほか、ショッピングなしなど観光メインのコースを多数設定した。また、週末トラベラーを「アジア★トラベラー」とアジアを焦点を当て、週末土日だけでなく平日休みの人も参加できるよう出発日を設定した。3月初旬には別冊パンフレットで発売を開始する。

 記念日旅行では、退職記念にクルーズでハワイ4島をめぐる旅や世界遺産を訪れるカナダ横断の旅などを新たに設定。海外ウェディングやハネムーナー向けの商品では、コースラインナップを拡充した。また、価格訴求型商品の「イチ押し」シリーズでは、パワースポットの旅や「おとなの社会学習」、「ひとり旅応援隊」など、特徴ある商品を設定した。間際需要にあわせた「行っ得」シリーズや、ウェブサイト専用の「Webコレクション」、「ワケあり」シリーズなもアジアを中心にラインナップを拡充している。

 なお、上期目標人数は下記の通り。