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KNT、クリッキーで132%増めざす-エアー&ホテル専門に、方面拡充も

  • 2012年1月18日

 近畿日本ツーリスト(KNT)は、2012年度上期のインターネット専用商品「クリッキー」の販売目標を132%増の3万7000人とした。航空券と宿泊のみの旅行商品をクリッキーに集約し、取扱方面も拡大する。同社執行役員個人旅行事業本部カンパニー海外旅行商品事業本部長の田口久喜氏は「ウェブは価格的な戦略、ホリデイは価値ある商品という、新しいビジネスモデルを確立したい」と話し、クリッキーとホリデイの両輪で商品を展開していく考えを示した。

 KNTでは12年度上期商品で「大商品改革」を実施。それにともない、クリッキーは今までハワイ、グアム、韓国中心のアジアで今まで展開してきたが、今回からヨーロッパ、アメリカ、オセアニアなど全方面でも展開する。これにより、商品数は今までの倍以上に増加するという。航空やホテルなどの仕入れはホリデイ、クリッキー共通で実施し、効率化とコスト削減をはかる。

 また、インターネットでもホリデイを販売し、店舗から離れたエリアの消費者にも対応する。クリッキー5割、ホリデイ5割の割合で販売する考えだ。今回、ホリデイは店舗で販売することを意識して商品内容を刷新しており、インターネット上でも相談や問い合わせに対応できるよう、コンシェルジュ機能を担う専用の相談窓口を立ち上げる。ヨーロッパやグアムなど現地経験の豊富なスタッフと、カウンター経験が豊富なマネージャークラス2名で対応するとした。