エアアジアX、インド2路線とパリ、ロンドン線運休へ-日本を重点市場に
エアアジアX(D7)はクアラルンプール/ムンバイ、ニューデリー、パリ、ロンドン線の運休を発表した。今後は重点市場として位置づけている日本、オーストラリア、中国、台湾、韓国に注力し、ネットワークの再編をはかる考え。重点市場では増便や新規路線も開設する計画だ。
インド線は週4便で運航中のムンバイ線は1月31日、デイリー運航中のニューデリー線は3月中に週4便に減便後、3月22日を最後に運休。また、ヨーロッパ線は、週4便のパリ線は3月30日、週6便のロンドン線は3月31日を最後に運休する。すでに航空券を予約していた旅行者に対してはメールで連絡し、全額払い戻しや、D7の別路線への振り替え、他社航空会社への振り替えなどを対応する。
同社によると、ヨーロッパ線は燃油サーチャージの高騰によるアジア/ヨーロッパ間の運航コストの増加、経済低迷による航空需要の減退、EUの二酸化炭素の排出権取引制度による負担増などが運休の要因としてあがるという。また、インド線は空港の利用やハンドリングにおけるコスト増を要因としてあげた。