JAL・ANA、年末年始の国際線旅客が1割増、間際で伸び
日本航空(JL)と全日空(NH)が1月10日に発表した年末年始期間(2011年12月22日~2012年1月9日)までの運航実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比9.6%増(※)の77万106人となった。JLは3.0%増の43万9455人、NHは19.5%増の33万6651人といずれも増加。昨年12月15日発表時の予約状況と比較するとJLは約1万2000人、NHは約1万9000人を積み増しており、利用率も2社合計で2.7ポイント増の80.8%となるなど、間際での需要取り込みが進んだ。
(2社ごとの方面別予約状況は次ページに一覧表を掲載)
方面別旅客数では中国が2社ともに高い伸びを示しており、JLは23.5%増の7万635人、NHが33.3%増の11万8391人となった。一昨年に尖閣問題などで需要が落ち込んだ反動と見られる。利用率もJLが14.3ポイント増(※)の75.6%、NHが13.7ポイント増(※)の73.2%となっている。
この他の方面でも近距離デスティネーションの旅客数の伸びが高く、JLでは台湾線が14.1%増の5万1043人、グアム線が6.9%増の3245人、東南アジア線が5.1%増11万4130人など好調に推移。ただし、韓国線は8.6%減の5万6679人と減少した。一方、NHでもアジア線は15.9%増の12万4816人となっている。
※推計値