阪急交通社阪神航空営業本部は、2012年度上期商品（東京発・大阪発）の販売を開始した。

　東京発は全59コースを設定。ヨーロッパ、イタリア・スペイン、トルコ・ギリシャ、スイス・北欧、南米の5種類のパンフレットで、すでに2011年11月末から順次発売を開始した。上期商品が前年のうちに出揃ったのは、今年からの試みだ。早期集客の取り組みとして実施したもので、コースによっては60日前からの早期割引を設けるなど販促策も用意し、早春企画など中心に予約が入っているという。コース数は昨年よりも5コース減少させて人気のコースを厳選し、催行率を高める。また、南米以外の商品の多くを燃油サーチャージ込みの旅行代金としたのも、今年の東京発商品の特徴だ。

　一方、大阪発はこのほど販売を開始した。昨年と同じ全71コースで、イタリア・スペイン、ヨーロッパ、トルコ・ギリシャ、スイス・北欧、インドの5種類のパンフレット展開とする。このうち、インドのパンフレットにはブータン、スリランカなど新デスティネーションを盛り込んだほか、イタリアではローマでの専用ミニバン利用コースや、スペインではバスク地方を訪れるなどの新コースも設定。また、販促策としては、ヨーロッパ・中近東方面で90日前からの申し込みに対する早期割引も設定した。

　販売目標人数は東京発、大阪発ともにそれぞれ、2011年上期目標と同程度の7000人としている。