秘湯部門の1位は和歌山・龍神 じゃらん人気温泉地ランキング
リクルート旅行ディビジョン・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)は12月14日、毎年恒例の「人気温泉地ランキング」の2012年度の投票結果をまとめた。昨年は東日本大震災や台風12号による災害が発生したが、被害を受けた温泉地に対する消費者の評価はほとんど従来通りという結果が出た。
「もう一度行ってみたい温泉地」の1位は、6年連続で箱根温泉(神奈川)だった。2位は由布院温泉(大分)、3位は草津温泉(群馬)が続き、トップ3は例年通りとなり、トップ10にも大きな変動はなし。
調査は東日本大震災後の9月に行われたが、東北では乳頭温泉郷・田沢湖温泉(秋田)の13位をトップに目立った動きはなく、影響は特に見られない。コメントには飯坂(福島)に対しての「復興に貢献したい」など、震災関連の内容も少なからずあったという。
まだ行ったことはないが、一度は行ってみたい「全国あこがれ温泉地ランキング」では、由布院が昨年に続きトップ。以下、草津、登別、乳頭・田沢湖、別府と続く。
満足度ランキングでは、総合温泉地部門で霧島(鹿児島)が1位の座に。新燃岳噴火などの影響で訪問経験は順位を落としたものの訪問者の高評価を得た。次いで、万座(群馬)、乳頭・田沢湖、山鹿・平山(熊本)、乗鞍高原(長野)の順。
このうち訪問者75人未満の秘湯部門では龍神(和歌山)がトップに。調査期間は台風12号が襲来している最中だったが、その実力は評価された。2位は奥蓼科(長野)で、3位は高湯(福島)がランクインした。
調査は宿泊予約サイト「じゃらんnet」の利用者を対象に9月1-7日に行い、全国331温泉地から選択。回答数は約1万1千人。
情報提供:トラベルニュース社