年末から19歳から22歳のリフト券無料へ/福島

 年末以降、福島県内の多くのスキー場で19かさらいあ22歳のリフト券が無料になりそうだ。福島県が県内スキー場の利用促進策として予算措置を準備、福島県議会の承認を得られれば、年末年始のスノー旅行シーズンを前に12月28日から無料化を実施する。

 福島県内のスキー場は東京電力の原発事故の影響で利用者の大幅な減少が懸念されている。特に、スキー修学旅行の予約は低調で例年の1、2割程度ともいわれる。

 福島県ではこうした状況の打開と、将来的なスキーヤー、スノーボーダー人口の拡大を図ろうと19-22歳のリフト代無料に向け準備を進めている。事業費として、無料化の実施とプロモーションで4500万円を予定。スキー場に対し無料にするリフト券代の3分の1を県が負担する。期間は各スキー場の今シーズンの営業終了日までの全日。何度利用しても、何日滑っても無料になる

 対象となるのは1989年4月2日-92年4月1日生まれ。国籍は問わない。リフト券販売窓口で免許証など年齢を確認できる身分証を呈示して利用する。現在、福島県内25スキー場のうち17のスキー場が参加を表明。福島県ではスタート時までに20スキー場まで拡大したい意向だ。

 若者層を対象にしたリフト券無料企画は、今シーズン、リクルートの呼びかけで19歳に限定しリフト券を無料にする「雪マジ19」が全国展開されている。北海道から宮崎県までの85のスキー場が参加し、このうち50のスキー場は除外日を設けず全営業日を無料化の対象にしている。

 ただしこちらは事前の登録が必要。ウェブサイト「雪マジ!19-SNOW MAGIC」で会員登録し、登録時に発行される会員番号と顔写真入りの身分証明書をリフト券購入時に提示する。会員登録はケータイからもでき、利用当日の登録もOK。

 福島県でも16スキー場が参画しているが、無料化の範囲を22歳まで広げるか決めていないスキー場もある。


情報提供:トラベルニュース社