インフィニ、運賃システムをセーバーに移行-12年春に
インフィニは12年春から、運賃システムをシータの「SITA Airfare Price」からセーバーの「Air Pricing」に移行すると発表した。現在、インフィニの予約・発券システムはセーバーのホストと接続しているが、運賃システムはシータと接続している。移行により予約、運賃、発券の全機能をセーバーのホストに集約し、運賃計算の利便性向上や機能の拡充、システム環境の向上などをはかる考えだ。
インフィニによると、同ホストへの集約により、運賃計算スピードの改善など運賃システムの基盤機能が向上する。また、運賃と予約、発券機能が相互に連動するソリューションが提供できる。たとえば「空席のうち最安値のもの」を検索するなど、空席照会と最安値運賃計算を同時におこなう空席連動型の運賃計算がホストへの移行と同時に可能になるという。また、今後は航空券の交換発行時、運賃計算がスムーズにできる機能など、新しい機能などについて徐々にリリースしていく計画だ。そのほか、今まで2つに分割していたホストの共通化により、システムの安定供給もはかる。
なお、旅行会社に対しては説明会を開催し、詳細を案内していく予定だ。