香港政観、長崎と関係強化-友好親善協定締結で

  • 2011年12月18日

(左から)香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部首席代表黄碧兒氏、香港政府観光局日本・韓国地区局長加納國雄氏、長崎国際観光コンベンション協会会長川添一巳氏、長崎市副市長古賀友一郎氏  香港政府観光局は12月15日、長崎国際観光コンベンション協会と友好親善協定を締結した。協定により、相互の観光交流の促進と発展をめざしていく。

 香港と長崎は、海と山に囲まれ古くから栄えている港町で、「夜景」観光が盛んで、世界ジオパークに香港ジオパークと島原半島ジオパークが認定されているなど共通点も多い。また、2010年10月31日からの香港ドラゴン航空(KA)の福岡/香港線再開や、羽田再国際化による羽田/香港路線の増便など、相互のアクセス利便性が向上。さらに、2011年6月に、2012年から3年間、香港国際ドラゴンボートカーニバルと長崎ペーロン選手権大会で、各大会の優勝チームをお互い招待し合うなどの相互交流協定を提携しており、こうしたなか今回の協定締結に至ったという。

 今後は「夜景交流」として、消費者向けのイベントの実施などで互いの夜景の魅力を紹介する。さらに、長崎での香港セミナーの開催や、旅行会社向けファムツアーも実施する予定だ。なお、協定締結記念として、長崎の旧香港上海銀行長崎支店記念館で12月15日から1週間香港写真展を開催するという。