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RCI、横浜発着クルーズ販売が好調-クルーズ初心者層の取り込みも

  • 2011年12月14日

 ロイヤルカリビアンインターナショナルに(RCI)よると、2011年のレジェンド・オブ・ザ・シーズの横浜発着クルーズの販売が好調だ。RCI日本総代理店を務めるミキ・ツーリスト・クルーズセンター営業課長の糸川雄介氏は、「9月下旬に販売を開始したが、10月中旬には5月6日、14日出発分の8泊9日コースで9割程度が完売した状態」と話しており、震災の影響で取りやめとなった2011年の横浜発着クルーズに申し込んでいた人を中心に予約が発生していると分析する。また、2012年は6泊7日のコースも設定しており、「“クルーズ初めて層”の予約を中心に65%ほど販売が完了している」という。こうした客層は年明け以降の予約が期待できることから、今後もさらなる販売を見込んでいる。

 ミキツーリストでは今年、団体、MICE向けの営業も強化しており、インセンティブや招待旅行などでもすでに150名程度の予約が入っているという。こうしたMICE向けの営業強化とあわせて、8泊9日コースを既存マーケット向けに、6泊7日コースをクルーズ初心者向けに提案し、さらなる販売拡大をはかる方針だ。このほか、4月20日出発の上海発横浜着8泊9日クルーズでは、富山と青森に初寄港することから、新たな地方の需要を取り込みたいという。

 現時点でもっとも人気があるのは5月14日出発の韓国、上海クルーズ8泊9日、続いて5月6日出発の名古屋、沖縄、台湾クルーズ8泊9日。海外との販売の割合で見ても、5月6日、14日出発分は90%のキャビンを日本がおさえているという。なお、販売状況は旅行会社に販売したキャビン数から判断した数値。