アウトリガー、ゴールドコーストに新ホテル開業-12年1月から
アウトリガー・エンタープライズ・グループは2012年1月10日、ゴールドコーストに、「アウトリガー・サーファーズパラダイス」を開業する。同ホテルは90年代に旧「ANAホテル・ゴールドコースト」として開業し、現在は「ホリデイ・イン・サーファーズパラダイス」として運営。ホテルの施設は引きつぎ、オーストラリアで4軒目のアウトリガーブランドとして再スタートする。宿泊予約の受付は1月4日からとした。
このほど来日したアウトリガーホテルズ&リゾーツのアジア・太平洋地区副社長、ピーター・ヴァン・ダー・ホーヴェン氏は「日本人宿泊客のシェアは全体の25%程度を見込んでいる」と述べ、「多くの日本人に宿泊してもらうことで、アジア太平洋地域に展開するアウトリガーのブランド力向上にもつなげていきたい」と期待を示した。日本市場への対応強化策の一環として、日本語の堪能なオーストラリア人をホテル幹部に起用するほか、日本人スタッフも雇用し、24時間体制で日本語対応できる体制を整える。
ホテルの総客室数は全411室で、18ヶ月前に改装を終了。現在テナントが使用しているレストラン・スペースは改装し、新たに「デジャ・ヴュー・レストラン」を直営するほか、スパも直営化するという。
なお、同グループではアジア太平洋地域でのホテル展開を強化しており、11年4月にはクイーンズランド州エアリー・ビーチにコンドミニアム「ボートハウス・アパートメンツ・バイ・アウトリガー」を開業。またタイ・ピピ島でも12年11月までに既存ホテルを「アウトリガー・ピピアイランド・リゾート&スパ」として運営する予定だ。さらに、ベトナムや海南島、石垣島、フィリピン、マレーシアでもアウトリガーブランドを展開する計画だ。