フォトニュース:バンコク、アユタヤ、通常観光可能
(バンコク発:本誌 山田紀子) タイ国政府観光庁(TAT)は現在、大規模洪水後の観光リカバリーを目的に、「BEAUTIFUL THAILAND MEGA FAM」を実施している。TATが拠点を置く海外17ヶ国・地域の海外事務所で募集した旅行関係業者やメディアの約350名が参加。日本からはTAT、日本旅行業協会(JATA)、泰日旅行業協会(TJTA)、海外ツアーオペレーター協会(OTOA)の共同主催、タイ国際航空(TG)、全日空(NH)の協力で実施し、バンコクとアユタヤを視察する。視察行程は各グループごとに異なるが、12月13日に予定されるタイ国スポーツ観光大臣の記者会見で顔をあわせることになっている。
東京からのグループは12月11日、バンコクを視察。市内観光で訪れる主要ポイントを中心に訪問し、通常通りの観光ができることを確認した。ホテルも通常サービスを提供しているという。
12月12日はアユタヤを視察。近隣の工業地帯を含め甚大な浸水被害の様子はメディアでも放映されたが、現在は観光スポットや道路などは水が引いている。バンコクからアユタヤへの道中やアユタヤ市街では一部、浸水が残る地域があるが、観光や移動中に目に入るエリアは掃除が行き届き、臭いもない。感染症の発生も例年通りの数値であるといい、懸念されていた衛生状態も問題はないようだ。現在中止となっているバンコク/アユタヤ間の片道クルーズは12月16日に再開、アユタヤのライトアップは来年1月から再開が予定されている。
「アユタヤの状況を確認したかった」という参加者が多かったが、視察後には「安心した」「日帰りツアーは催行再開できる」との意見が聞かれた。バンコクとアユタヤの視察の様子を、現地から写真で伝える(下記リンク先)。
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