ウィーン市観光局によると、10月の日本人訪問者数は23.5％増の1万4751人、日本人宿泊数は19.4％増の2万7765泊となった。2012年のクリムト・イヤーを記念したプロモーションやキャンペーンの実施により、メディアやウェブサイトでの露出が高まったことが増加につながったとの考えだ。

　同局ではオーストリア航空（OS）と、キスシーン写真を公募しモザイクアートのパーツとしてクリムトの『接吻』を制作する「キスフォト　アート・プロジェクト」を実施しており、現在完成した作品をサントリーホール前のアーク・カラヤン広場滝横に設置。2012年1月31日まで展示した後、ウィーン市へと寄贈する予定だという。