ジェットスター・ジャパン、5年で1500名体制へ、CAの募集開始
ジェットスター・ジャパンは12月8日、客室乗務員と客室訓練マネージャー、客室サービスマネージャー合計450名の募集を開始した。同日の記者会見の場でジェットスター航空(JQ)日本支社長の片岡優氏は、ジェットスター・ジャパンが今後3年から5年程度の間に24機を運航する規模に拡大する計画であるとし、その時点で450名の客室乗務員が必要になると説明。その他の職種を含めると、5年以内に1500名程度を雇用することになると語った。
客室乗務員は、来年の就航当初の段階で80名を確保する計画で、応募条件は20歳以上であることのみ。客室訓練と客室サービスのマネージャー職はTOEIC700点以上の英語力を求める。採用した客室乗務員の業務は、「完璧に決まったわけではないが、JQグループで同じサービス」を担うことになる予定で、「例えば機内清掃やボーディングなど、今まで地上職員がやっていた業務もクルーが担当することでローコストを実現し、運賃に反映する。同じモデルを日本でも適用する」方針だ。
また、ジェットスター・ジャパンとJQ日本支社の関係については、「営業と販売は、JQグループ全体でコーディネートしてやっていく」と言及。ジェットスターをひとつのブランドとして販売していきたい考えで、組織間の人的交流も含めて取り組んでいくほか、JQが日本就航以来、プロモーションで起用し続けているベッキーさんについても、「これまでオーストラリアメインでやってもらっていたが、日本国内のプロモーションでも活躍してもらいたい」という。
このほか、プロモーションについては、「東京、大阪では60%以上という予想以上に多くの方々がJQのブランドを認知してくださっている」とこれまでの手応えを表明。その上で、今後は「今まで以上に予算をつける」と明言し、ジェットスターブランドの「低料金、安全性、快適性」を、全国的にアピールしていきたいと語った。
なお、JQでは成田空港への就航3周年を記念して、12月8日限定で成田と関空発着のケアンズまたはゴールドコースト線の片道運賃を390円に設定。合計で3900席を用意し、8日23時59分までウェブ上で販売している。