日韓観光振興協議会、地方観光を相互紹介へ、交流活性化めざす
日本と韓国の観光当局はこのほど、韓国の大邱広域市で第26回日韓観光振興協議会を開催し、日韓の観光交流促進に関する課題や協議会自体の改善について意見を交換した。この結果、「日本の観光回復及び今後の類似状況での相互協力」「2012年日韓観光交流の促進に向けた協力」「日韓観光振興協議会を通じての地方観光交流の拡大への取り組み強化」の3項目について、今後の方針を確認した。
このうち、日本の観光回復と今後の相互協力では、日本の観光当局が日本国内の状況に関する正確な観光情報と観光回復への取り組みについて紹介し、韓国の観光当局がこれらの情報や政策を韓国国内に発信するなど積極的に協力。また、今後日韓両国で観光に影響を与えるような危機的情報が発生した際に、相手国は特別プロモーションなど観光回復への措置に最大限協力するとした。
このほか、地方観光については、日韓の観光交流をさらに拡大させるためには地方間の交流が重要との認識のもと、今後の協議会で両国の地方観光に関する資源や情報を具体的に紹介していくことを確認した。
なお、次会の協議会は2012年に日本で開催予定。開催地は2012年に決定するという。